子育てママがやってくる。③実践編−2

はじめに

 前回はチャイルドシートの設置や乳幼児づれオススメの施設などを紹介しました。今日は2日目なのですが、少し視点を変えます。「同居人」になったつもりで、MeeママとLeeちゃんとどう過ごしたか、書いてみようと思います。

朝起きて

朝ごはんの準備

 朝6時。私は起きたらいつも通り朝ご飯の準備を始めました。2人はまだ寝ています。私は「水出し」を使っていますので、鍋に水出しを必要量入れて、冷凍のきのこを入れ、温め始めます。出汁がくつくつ言い出したら、減塩味噌を溶かし、豆腐を切って入れて、完成です。あとは冷凍しているご飯を温め、作り置きのおかずを盛り付けるだけです。10分弱で終了します。2人が起きていないので、そこはまだ準備しません。2人はまだ起きてきていないので、私は洗顔など先に済ませておきます、洗面所は一つしかありませんので。

 そうしていると2人が起きてきました。Meeさんは朝食を喜んでくれました。

 朝ごはんを作るって、お母さんが作るイメージがありますけど、よく考えたら子どもじゃなければ夫でもできる家事だと思います。作り置きレシピがあったとはいえ味噌汁も簡単に作れます。私は寝かしつけはしなかったので十分眠れましたのでその分、料理をしました。こうやって私なりにできない分を家事を補ってみたつもりです。

離乳食を作る

 Leeさんの離乳食についてですが、温めようとしていたご飯が多いので、「ご飯と味噌汁を合わせてミキサーにかけてはどうかな?」と提案してみたところ、Meeさんは「味噌汁の塩分が気になる」ということだったので、ならば、と出汁とご飯を温めてミキサーで混ぜてなんちゃってお粥にしてみました。Leeちゃん食べてくれましたし、Meeさんは味噌汁のお豆腐を入れていました。ざる豆腐だけじゃないくて木綿豆腐も食べれるんかい、Leeちゃん。本来は栄養バランスとか考えるべきなんでしょうが、今回は旅行なのと、私も離乳食作ったことほぼないのでそこは勘弁してください(笑)

 そういえば、Meeさんは離乳食は手作りしているそうです。理由を聞くと、「Leeちゃんが美味しそうに食べてくれるから頑張れる」と言っていました。確かに、食べてくれたら自信にもなるし、あの笑顔を見るとまたつくりたくなる気持ち、わかります☺️私もこの旅行の後、離乳食本Amazo●でポチッと買っちゃいましたから。離乳食が始まった友人がいるので、友人宅で作らせてもらおう・笑

ハイハイLeeさん

 Leeさんは初めてのお部屋に興味津々で、ハイハイで探索していました。コードに興味があるようで、私のiMacのコードをMeeさんが守ってくれました(笑)この日はルンバ起動するとLeeちゃんが泣いて逃げるか、興味持って追いかけ回して離したら泣くでしょうから、やめておきました。
 
 Meeさんが洗顔をしたり本を読んだりと目を離している時は、私がみています。たくさん話かけていると、Leeさんが笑ってくれます。「昨夜のあの嫌われ様は何だったんだ」、というくらいご機嫌でした。

いざ、糸島へ

 ここで突然の車の紹介

 準備ができたら、糸島へ向かいます。
 昨日から活躍していますが、私の車は日産・NOTEです。

e-powerではありません。

 私は以前は軽自動車に乗っていたのですが、乗り換えても大きさすぎるととも思わず、小回りもきくのでもう6年乗っています。他にもこの車のいいところは、後ろが広いんです。今回借りたチャイルドシートは回転はしませんが、このように

大人が座れるくらいのスペースがあります。(後部座席はスライドできません。座席の後ろには旅行の荷物が乗っています)…というか、私の足が短くて運転席シートが前に行き過ぎているのもあるんですけどね😄

糸島〜福岡市西区

 糸島へは、那珂川町から福岡早良区に行き(小笠木峠)、そこから糸島に抜ける「糸島峠」という道を利用しました。福岡市内を通ると道が混んでいるので、糸島に抜ける時はいつもそのルートを使います。

 今回はLeeさん機嫌悪くならず、Meeさんも酔うことなく糸島へ行けました。
糸島といえば、「伊都彩菜」です。休日は駐車スペース見つけるのも大変な人気の場所です。朝採り野菜や生花、糸島周辺の惣菜屋さんのお弁当、パン屋さんのパンが手に入ります。Meeさんはお土産になるお菓子を買っていました。その後は、西区今宿のパン屋さんに寄りました。ここはパンも美味しいのですが、フォトスポットもあります。

さて、博多駅

 この旅もいよいよクライマックスになってきました。福岡市西区から博多駅へ移動し、近くの駐車場に車を止めました。駐車場から少し歩くので、抱っこ紐をMeeさんが付けてました。
 Meeさんが抱っこ紐つける時、私はすっと後ろに立ちます後ろのバックルを固定するためです。もう自然です。さも当たり前のように、立ちます。それは、前日に抱っこ紐を体験していて自分では止められなかったからです。慣れた人は「いらない」と言われるかもしれませんが私は手伝って欲しかって助かりました。
 その後もMeeさんは、器用に前抱っこからおんぶにLeeちゃんを抱っこし直し、牛タンを食べていました(笑)

私はひたすら、「ま!ま!」と最初に発する言葉をママにするように「マ」を連呼していました。

自己最高記録の抱っこ紐体験

 その後はMeeさんが買い物しやすいように私が抱っこを交代(前抱っこ)。Meeさんと博多駅ビル内を巡ります。Meeさんは趣味のアクセサリーパーツ屋さんに興味があるようで、私はアクセサリーに興味がないので(笑)「隣の本屋にいるよ」と告げ、本屋に向かいました。

 Leeさんは結構ご機嫌で、途中から喃語を喋っていました。私が話しかけると笑顔になります。話は伝わっていないと思いますが、私の口元がみえ、発声を模倣させる。これは発達促進によいのです。そんなことをしながらも本屋で私は本を読むのですが、本を読む際は、腕をしっかり伸ばさないとLeeさんの餌食になります(笑)
 
 ですがご機嫌だったLeeさんが突如、大泣きを始めました。昨日のパターンからして眠いんでしょう。まぁLeeさん声がミュージカル級ですので、本屋から離れてアクセサリーパーツ屋さん、トイレ方向に向かいました。Meeさんを探しましたが、Meeさんが見当たりません。しかしそんなことをしているとLeeさん突然泣き止んだかと思ったら、寝始めました。気持ち良さそうな顔で私の胸で寝ました。

寝顔が天使。

これ、すごい感動したんですよね。
「え、私の胸で寝てくれるの?」って。

昨日の夜はあんなに、私からハイハイで逃げていたのに(笑) そうしていたらMeeさんがやってきて、Meeさんも驚いていました。昨日は泣いている声聞こえていたけど、今日は聞こえなかったそう(笑)

 その後も起きるけどすぐ寝てしまう、という傾眠?熟睡モードのLeeさん。Meeさんはその後もお土産や義母さんへのプレゼントなどを選んだりしていました。

抱っこ紐からの解放

 抱っこを始めて2時間、多分今までこんなに長く抱っこ紐つけたことがなかったのですが、そろそろ肩が若干痛いを通り越して感覚がなくなってきました。新幹線の時間が迫り、預けていた荷物を取りに行ったら、トイレで抱っこの交代をしました。

 Leeちゃんが抜け、ウェストベルトが外れた瞬間、

「うわ!軽い!」

私はものすごい解放感を得ました。
心と体が「ぴょんぴょん」したくなります。
例えるなら、アポロ計画で月の上を宇宙服でぴょんぴょんと跳ねる宇宙飛行士の気分です。あれくらいジャンプできるような重力からの解放でした。

その様子を見て、掃除のおばちゃんが笑ってました。

 そして、MeeさんはLeeちゃんとたくさんの荷物を抱えながらも駅構内のタピオカ屋でタピることを忘れず、タピオカを買って新幹線に乗って帰りました。

2日間を振り返る

人間関係の構築は1日にしてならず

 私はこれまでの経験から、子どもには好かれるタイプだと自負していたのにLeeちゃんに泣かれたのはショックでしたが、2日目に抱っこで寝てくれたのはとても嬉しかったです。ああ、子育てってこういう「嬉しさ」もあるんでしょうね。生後7ヶ月は人見知りが始まる時期でもありましたが、Leeちゃんは「博多のママ」と見知ってくれたようです(笑)。これも諦めずに抱っこをしていっぱい話かけたおかげでしょうか。

抱っこしながらの家事や移動はきつい

 次の日には肩が尋常じゃなく凝って、鍼でも行こうかなと思うくらいでした。ですが、ママはこれを毎日しているんですね。私はMeeさんに炭酸●ブを100個くらい贈りたくなりました。

 「ママは大変」と言います。何が大変なんだ、と思う方もいるかもしれません。抱っこし、泣いている子をあやし、家事をする。ただ家事をするよりも2倍どころか3倍以上キツくないですか?

 私は「体験」して思い、自分なりに配慮をしたつもりです。だから相手を知るには「体験するのがわかりやすい。」と考えます。

技術的な問題ではなく、適応問題

 ちょうど今、私は宇田川元一著「他者と働く 『わかりあえなさ』から始める組織論」を読んでいます。この本は、いわゆる会社の組織について述べてあるのですが、家族も私は「組織」の一つだと思います。
 これを読みながら夫婦関係について考えてみたのですが、「産後クライシス」は、育児が上手下手の技術な問題ではなく、互いの関係性や社会的な問題、役割意識のこじれによる「適応課題」だな、と思いました。

 「産後クライシス」の記事の中で、育児技術ができないから、とパパ が遠慮したり、ダメ出してママがしてしまうのは、やはり意欲を削いでしまいます。まずは、相手を知る必要があります。パパたちは育児・家事に参加して、「ママがやっていること」を知ると自分に何ができるかわかると思います。だから、ママは無理しなくていいんですけど、パパのことも知ってください。

 次はLeeさんをパパさんに預けてMeeさんがこちらに遊びにきて(飲んでも・笑)いいかもしれませんね😄

最後に

 MeeさんとLeeさんを見送り、自宅へと戻りましたが、あの少し賑やかな朝とうってかわって静かな我が家でした。2日間、濃厚な時間を過ごしていたんだな〜と思いました、だって

<参考文献>

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