助産師、ベビーシッターになる②

ベビーシッターによる強制わいせつ事件が発生した件について

大手ベビーシッターマッチングサイトに登録していたシッターが小児への強制わいせつ事件で逮捕される事件が起きました。事件の被害に遭われた、お子様とそのご家族に心よりお見舞い申しあげます。

この事件に対する会社の対応については、これまでの会社の対応もあり肯定的に受け取れない部分もあります。ですが、SNS上で私が登録しているマッチングサイト(アプリ)に対して、「ベビーシッターはいいけど、ここは勧められない」という言葉がきかれていて、正直私も複雑な心境です。

ですが、今でも私を信頼してくださって利用してくださる利用者の方がいらっしゃいますので、私はいつも通り一生懸命にお仕事していこうと思います。

はじめに

こういう事件があったことから、改めてベビーシッターとして開業するまでにどういうことをしたか、自分がマッチングサイトに登録した理由を今日は書いてみようと思います。

ベビーシッターは誰でもなれるの?

ベビーシッターは居宅型保育事業といい、ご自宅に訪問してその家庭内で保育を行います。誰でもすぐにベビーシッターを始めることができるのか、というと実はそうではありません。

認可外保育施設における保育に従事する者の資格については、(中略)
児童福祉法 第6条の3第9項及び第11項に規定する業務を目的とする施設においては、「保育士もしくは看護師の資格を有する者又は都道府県知事が行う保育に従事する者に関する研修(都道府県知事がこれと同等以上のものと認める市町村長(特別区の長を含む。)その他の機関が行う研修を含む。)を修了したものであること。」とし、令和元年10月1日から適用することとしたところである。

「認可外保育施設指導監督基準」に定める認可外の居宅訪問型保育事業等における保育に従事する者に関する研修について 令和元年9月20日付け子発第2号厚生労働省子ども家庭局長 通知

ここに出てくる第6条の3第9項は、家庭内保育事業のことで、第11項が居宅型保育事業を指しています。保育士もしくは看護師資格を有していない場合は、都道府県知事が行う保育に従事する者に関する研修、その他機関が行う研修を受ける必要があります。私の場合は、看護師資格を保有していましたので、そこはクリアしていました。

そしてベビーシッターとして活動を始める際に、都道府県に対し「届出保育施設設置届」を出しました。この様式は自治体によって違いますので、割愛します。なお、この届出を怠ったり、虚偽の届出をすると50万以下の過料に処せられます。
あと、年に1回、活動状況の報告をしないといけません。ちなみに私は締切日を勘違いした結果、締切日にその報告書を書き出すという失態をしております、てへ☆

マッチングアプリに登録した理由

私自身はマッチングアプリに登録してはいますが、マッチングアプリの会社に雇われているわけではありません。あくまでも、私はフリーランスです、ウーバーイーツの配達員さんと同じです。アプリの会社は仲介役で、契約は「私」と「利用者」で行われているのです。

私を見つけてもらいやすい

私は、以前から「産後ケア」がしたいという思いがありました。それで開業計画も立てました。

ですが前回の記事でも中小企業診断士からツッコミが入っていますが、「産後ケア」をしたいと思っても、知られないと誰も利用してくれません。
私は直前まで助産師をやっていたわけではなく、一度別のお仕事(看護系ではある)をはさんでいて、その前もずっと同じ場所で働いていたわけではないので、その地域で名前が知れ渡っているわけではありません。

まぁ、前前前職場の地域では、(土偶みたいな体型をした)明るい助産師さんということで幼稚園や育児サークルでお名前が上がっていたみたいですけどね。


ですがマッチングアプリに登録したことで、資格保有していることや保育可能年齢が0歳0ヶ月からだったこともあり、色んな方からご依頼を受け、そしてご信頼をいただきました。

お支払い問題

開業助産師の計画立てているときもこれが結構悩んでいたところでした。QRコード決済などもありますが、QRコードも種類が多くて全員が利用できないし、例えば夜中に急に行って現金の支払いはできない場合もあるだろうし、支払ってくれないとか起きたらどうしよう、と思っていたのですが、マッチングサイトが集金代行してくれるので安心だと思ったからです、その当初はですね。

また大手ベビーシッターマッチングアプリに登録していることで利用者さんが福利厚生のサービスを利用できたり、内閣府のベビーシッター割引券制度の利用が可能なことで利用者の負担が減らすこともできます。

内閣府のベビーシッター割引券は緊急事態宣言で一時的に利用上限が緩和されたのですが、これからも使いやすくあって欲しいです。だって、ベビーシッターの対象者である子どもたちはこれから生産力となる超若手ですよ?これからの日本に必要な人たちなんですよ?

初めてもうすぐ半年

お陰様でもうすぐサポート回数が100回になります。
私を育ててくださったご利用者のご家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
関わったお子さんたちも成長を感じることがたくさんあって、自分がその成長にほんのちょっと、1μmでも影響を与えているんだったらすごく嬉しいです・笑。
祖父母が遠方にいるなどで周りからサポートを得られないなどから、このベビーシッターの存在はこれからも必要だと、私は考えます。

これからもたくさんのご家庭のサポートに入って、少しでも育児が楽になる助けになるよう、活動を続けて行きたいと思います。


<参考文献>
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000164_20180620_429AC0000000069&openerCode=1#41
(閲覧日:2020年6月13日)

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